コラムColumn
絞り込み条件(カテゴリー): 年金
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- 2025.02.06
- 年金
私的年金の制度改正動向(その1):確定給付企業年金等の改正
本年2025年は、公的年金および私的年金(企業年金・個人年金)の法令改正が行われる5年に1度の機会です。このうち私的年金の改正は、昨年末に取りまとめられた「社会保障審議会企業年金・個人年金部会における議論の整理」(2024年12月27日公表)の提言に沿った内容となることが見込ま...
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- 2025.01.30
- 年金
企業型確定拠出年金やiDeCoはどう変わる?
2024年12月20日に「令和7年度税制改正大綱」が公表されました。その中に確定拠出年金(企業型確定拠出年金とiDeCo=個人型確定拠出年金)に関する改正案が記載されています。まだ正式決定ではありませんが、改正点についてまとめておきます。 (1)企業型確定拠出年金(企業型...
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- 2024.12.19
- 年金
遺族年金の見直しによる影響と対策
2024年7月30日に厚生労働省の社会保険審議会年金部会より遺族年金の見直し案が、12月10日には修正案が公表されています。遺族年金に存在する男女差を解消するのが主な見直しの方向性となっています。 遺族基礎年金については2014年の改定により、既に男女差が解消されていまし...
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- 2024.10.24
- 年金
グローバル化が進む中、公的年金はどうなる?
セカンドライフに関する講演後にいただくご質問に「今後、海外で生活する場合の公的年金はどうなりますか?」「海外での勤務から帰ってきた場合、公的年金はもらえるのですか?」「外国人と結婚するのですが、配偶者の公的年金はどうなりますか?」といった質問が増えてきました。 外務省領事...
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- 2024.09.26
- 年金
長寿に備える「トンチン年金」の実力は?
全国の100歳以上の高齢者は、2023年から約3,000人増え、54年連続で過去最多となったことが厚生労働省の調べで明らかになりました。性別でみると、女性が83,958人で全体の約88%を占めています。こうした日本人の長寿化を受け、数年前より各保険会社から「トンチン年金」という...
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- 2024.09.12
- 年金
FPとして押さえておきたい!公的年金の財政検証のポイント
2024年7月3日、厚生労働省は「令和6(2024)年財政検証結果」を公表しました。財政検証とは、公的年金の財政状況について、①約100年間の財政収支の見通し、②マクロ経済スライドの終了年度の見通し、③給付水準(所得代替率)の見通し、を定期的(5年に1度)に確認するもので、公的...
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- 2024.07.11
- 年金
自動移換を放置してはイカン!?
企業が掛金を拠出し従業員が資産運用を行う企業型確定拠出年金(企業型DC)では、退職した従業員のDC資産が必要な手続きが行われないまま放置され、国民年金基金連合会に自動的に移換(自動移換)された者が100万人以上いると言われています。今回は、いわゆる「自動移換」について解説します...
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- 2024.05.09
- 年金
老齢年金と私的年金をセットで退職後プランを考えよう
リタイアメントプランで課題となるのは、退職後の収入確保です。退職後も働いて収入を得る、私的年金(iDeCoや個人年金)などで補完するなどの対策が考えられますが、そもそも「老齢年金を何歳で受け取るのか」によって、プランニングが大きく変わります。老齢年金の支給開始年齢は原則65歳で...
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- 2023.07.13
- 年金
一時金?年金?失敗しない確定拠出年金の受け取り方
確定拠出年金はどのように運用するかも大切ですが、受け取り方も重要です。一時金か年金か、失敗しない受け取り方法を解説します。 【1】 一時金で受け取ると「退職所得控除」が使える確定拠出年金を一時金で受け取る場合は退職金として扱われます。受け取った退職金から「退職所得控除」を...
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- 2023.02.02
- 年金
繰下げ受給に関する代表的な誤解・曲解
2022年4月から、公的年金の繰下げ受給の選択範囲の上限が70歳から75歳へと拡大されました。繰下げ受給については以前にも解説しましたが(※)、「人生100年時代」と呼ばれる長寿社会が到来しつつある昨今においては、増額された年金額を終身にわたり受給でき、かつライフプランの変化に...