コラムColumn
絞り込み条件(カテゴリー): 相続
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- 2023.06.15
- 相続
知識不足が引き起こす家族の争いとは
争族とは、遺産相続をめぐる親族間の争いを指す言葉です。読者の多くも「私の家族は仲が良いから、相続で争うはずがない」と感じているかもしれませんが、そんな人ほど争族に巻き込まれる可能性が高いので留意が必要です。なぜならば、争族に繋がる主要な原因は「相続についての知識不足」だからです...
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- 2021.10.21
- 相続
マイホーム借り上げ制度 ~空き家となった実家の活用法~
最近、社会問題となっている空き家問題。わが家の隣の家が空き家になったら、「迷惑だなぁ」と思うかもしれませんが、これが実家のこととなると話は別です。 「実家がなくなるのは寂しい」「他のきょうだいとの意見が合わない」「取り壊しには費用がかかるけど、お金がない」「売りたくても買...
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- 2021.05.13
- 相続
相続人がいない場合、自分の財産はどうなっちゃうの?
人が亡くなると、被相続人の一切の財産は相続人に引き継がれます。相続人は民法によって一定範囲の親族に限定されていて、これを法定相続人といいます。 ■誰が法定相続人になるのか被相続人の配偶者は必ず相続人になります。直系卑属(子や孫)がいれば彼らも相続人になります(第1順位)。...
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- 2021.04.22
- 相続
相続に必要な被相続人の戸籍謄本
相続の手続きで最初にやるべきことは、「誰が相続人か」の調査です。それを証明する書類が戸籍謄本です。戸籍謄本(現在は戸籍全部事項証明書)とは婚姻と親子関係の記録なので、古い戸籍をたどって親子関係や兄弟姉妹を調べます。 1.戦後、戸籍は2回変わっている戦後すぐに新戸籍法が施行され、...
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- 2020.12.03
- 相続
特別養子制度に関する民法等の改正
特別養子制度とは、家庭に恵まれない子に温かい家庭を提供して、その健全な養育を図ることを目的として創設された、子どもの利益を図るための制度です(法務省HPより)。保護者がいない、保護者が育てられない、保護者から虐待を受けているなどにより児童養護施設等に入所している子を、特別養子制...
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- 2020.10.15
- 相続
養子縁組と相続
相続において、養子の扱いはやや複雑になります。相続人としての扱いは、原則として実子と養子は同じ扱いになるものの、その子(被相続人の孫)が代襲相続人になるかどうかについては、その子が生まれた時期が関わってくるからです。一方、相続税の計算においては、基礎控除額の「法定相続人の数」に...
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- 2020.08.13
- 相続
親のお金で親の葬儀代を支払う方法
人が亡くなると、その人名義の銀行口座は凍結されます。凍結とは取引停止措置なので、口座からの引き出しも振り込みも引き落としも、口座への入金すらもできなくなります。故人のお金で生活していた人がいればその生活に困りますし、亡くなるまでにかかった医療機関への支払いや埋葬や葬儀費用などの...
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- 2020.07.30
- 相続
使いやすくなった自筆証書遺言、メリットと留意点
2020年7月10日より自筆証書遺言を法務局で保管できる制度(以下、保管制度)が始まりました。今回の改正により、自筆証書遺言が利用しやすくなりましたので、そのメリットや留意点などについて解説します。 ■遺言書の種類遺言書とは、自分の死後、財産をどのように引き継いで欲しいかな...
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- 2019.11.21
- 相続
登記は遺言より優先される
相続関係の民法(相続法)改正では、配偶者の自宅に関する権利の強化について大きな話題になっています。ところが改正により、不動産については遺言の効力が弱くなってしまいました。法定相続分については、他の相続人が先に登記してしまったら、遺言があったとしても他者には対抗できなくなったので...
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- 2019.08.13
- 相続
遺産分割の対象となる財産と相続税がかかる財産
相続関係の民法(相続法)が改正されたことにより、相続が注目されています。相続の問題で勘違いされやすいのは、民法で定められた「財産の遺産分割のルール」と、相続税法で定められた「相続税がかかる財産」が異なるという点です。たとえば、生命保険の死亡保険金(契約者=被保険者≠受取人の契約...