コラムColumn
絞り込み条件(執筆者): 谷内 陽一
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- 2024.09.12
- 年金
FPとして押さえておきたい!公的年金の財政検証のポイント
2024年7月3日、厚生労働省は「令和6(2024)年財政検証結果」を公表しました。財政検証とは、公的年金の財政状況について、①約100年間の財政収支の見通し、②マクロ経済スライドの終了年度の見通し、③給付水準(所得代替率)の見通し、を定期的(5年に1度)に確認するもので、公的...
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- 2024.07.11
- 年金
自動移換を放置してはイカン!?
企業が掛金を拠出し従業員が資産運用を行う企業型確定拠出年金(企業型DC)では、退職した従業員のDC資産が必要な手続きが行われないまま放置され、国民年金基金連合会に自動的に移換(自動移換)された者が100万人以上いると言われています。今回は、いわゆる「自動移換」について解説します...
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- 2024.02.15
- 投資
元本確保型の反対語は「元本変動型」!?
確定拠出年金(企業型DC・iDeCo)における運用商品の分類は、「元本確保型商品」と「それ以外の商品」に大別されるのが通例ですが、後者のことを「元本変動型」と称する動きが一部に見られます。およそ日本語を理解していれば口にするのも憚られる言葉であることは、以前にもこのコラムで取り...
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- 2024.01.04
- ライフプラン
WPPとデキュムレーション、貴方ならどっちにする!?
いわゆる「人生100年時代」が喧伝されている中、現役期の金融資産の積立・形成に加えて、引退期の金融資産の取崩しに着目した「デキュムレーション」という考え方が話題になっています。その一方で、就労延長・私的年金等・公的年金の継投で老後生活に備える「WPP」という考え方も近年専門家の...
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- 2023.10.26
- ライフプラン
WPPとFIRE、貴方ならどっちにする!?
いわゆる「人生100年時代」が喧伝されている中、投資と節約に励んで早期リタイアを目指す「FIRE」という考え方が話題になっています。その一方で、より長く働いて老後生活を盤石にする「WPP」という考え方も近年専門家の注目を集めています。そこで今回は、FIREとWPPの両者の比較か...
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- 2023.08.24
- 生命保険
iDeCo・NISA時代の「個人年金保険」の活用方法
■iDeCoやNISAばかりが話題になるが・・・自助努力による資産形成手段として、iDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)とNISA(ニーサ:少額投資非課税制度)はすっかり世の中に定着した感があります。iDeCoは2017年1月に加入対象がほぼ全ての公的年金被保険者に拡大された...
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- 2023.04.06
- ライフプラン
何度でも言おう、「老後2,000万円」を鵜呑みにするな
2019年6月3日に公表された金融庁所管の金融審議会/市場ワーキング・グループ報告書『高齢社会における資産形成・管理』において、「(前略)収入と支出の差である不足額約5万円が毎月発生する場合には、20年で約1,300万円、30年で約2,000万円の取崩しが必要になる」と記載され...
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- 2023.02.02
- 年金
繰下げ受給に関する代表的な誤解・曲解
2022年4月から、公的年金の繰下げ受給の選択範囲の上限が70歳から75歳へと拡大されました。繰下げ受給については以前にも解説しましたが(※)、「人生100年時代」と呼ばれる長寿社会が到来しつつある昨今においては、増額された年金額を終身にわたり受給でき、かつライフプランの変化に...
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- 2022.11.10
- その他
意外と奥深い!? 現価係数表の世界(その2)
縦軸に期間(年数)を、横軸に利回りをとる「現価係数表」や「年金現価係数表」は、ファイナンシャル・プランナー(FP)試験を筆頭とした各種金融資格ではお馴染みの存在です。前回のコラム(※)では「現価係数表」について取り上げましたが、今回は、「年金現価係数表」について解説します。 ...
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- 2022.10.06
- その他
意外と奥深い!?現価係数表の世界(その1)
縦軸に期間(年数)を、横軸に利回りをとる「現価係数表」や「年金現価係数表」は、ファイナンシャル・プランナー(FP)試験を筆頭とした各種金融資格ではお馴染みの存在です。一見すると無味乾燥な数字の羅列に過ぎませんが、じつは意外と奥深いものなのです。 ■ 時は金なり時は金なり(...