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コラムColumn

  • 2019.09.19
  • 生命保険
  • 田中 美子

医療保障選びの傾向と対策

以前に医療保障の給付金の支払い方が変わってきているお話をしました。新商品発売のタイミングや、バージョンアップなどのタイミングではありますが、終身医療保障(60日型)でも、保険会社・共済団体の商品・共済によって支払い方が違うことを思い出してください。
直近で終身医療保障(60日型)にご加入されていたお客様が股関節の手術と入院で65日入院され、60日型ですから60日分の入院給付金を受け取りました。股関節の病気ですので、病気入院として支給されます。退院して約1週間経過後に自宅にて急に激しい腹痛に襲われ下血し、救急車で運ばれました。内視鏡で大腸の出血を止める手術をされ、1週間後に退院されました。すでに股関節病気の入院で60日分の給付金を受け取っていて、大腸の出血の病気は股関節の病気と全く因果関係はありませんでした。さて、この場合、給付金は支払われるでしょうか?お客様は従来型の医療保障でしたので、先の入院と後の入院は因果関係がありませんから、新たに発症した別の病気として大腸の入院給付に関しても、給付金を受け取れました。
では、最近増えてきている新しいタイプの医療保障契約だったらどうでしょう。同じ終身医療保障(60日型)でも、先の病気で60日分支払っていますので、180日以内の病気での支払いはもうありません。退院日から180日経過しないと支払われないのです。
このように、同じ名前の終身医療保障(60日型)であっても、従来型では支払対象ですが、新しいタイプの終身医療保障(60日型)では、支払対象とならない商品が増えています。

医療保障の見直しなどをご検討されている方は、給付金の支払われ方を必ず確認してください。確かに医学は進歩し続けていますから、入院日数の短期化はされ、通常でしたら60日型で十分だと考えるでしょう。しかしながら、今回のように立て続けに入院となるケースがあります。私はこのようなケースは何度も経験済みですから断言しますが、正直180日以内の病気入院で60日、災害入院60日で切られてしまうと不安を感じます。特にこのように再入院を繰り返す事例は、高齢になるほど不安を感じるものではないでしょうか。保険会社は様々な統計に基づき保険商品を開発し、リニューアルしているものと思われますが、背景としては、保険会社サイドからみた収支バランスの安定化や、加入者サイドからみた保険料を低料化するために考えた技ではないかと推測します。また今後の高齢化社会を視野にいれての対応ではなかろうかとも思うのです。
このことをしっかり理解をして納得されてのご加入なら問題ありませんが、知らない、聞いていない状態でのご契約は危険を伴います。加入時にはある程度の知識を持ってご検討いただくこと、わからない場合は必ず保険募集人に確認することを切に願います。

今は数社しかありませんが、将来的にはこのようなルールでの支払い方の医療保障ばかりになってしまうかもしれません。仮に新しいタイプのルールでの医療保障を選ぶなら、上記不安への対策のひとつとして、主契約の入院日額の限度を120日型や180日型にしておくのも手段ですし、また主契約の給付を病気によって無制限としてくれる特約をつけておく方法もあります。無制限特約は保険会社によって若干の病名の差はありますが、「3大疾病無制限」「7大疾病無制限」「8大疾病無制限」など複数あります。指定された疾病での入院は無制限で支払いますという特約です。保険会社によって若干病名の差がありますが、これも安心を得るためのテクニックです。

人生100年時代と言われていますが、長生きとともに病気やケガに襲われるリスクも高くなります。医療保障は生きるための保障です。納得のいく保障選びをしてください。

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