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コラムColumn

  • 2021.01.21
  • 投資
  • 菱田 雅生

3大メガバンクでも預金の5,000倍の利回りを得る方法がある!?


日本銀行が公表している金融経済統計月報によると、いまから約20年前の2000年の年末時点の普通預金金利は平均で年0.1%、1年満期の定期預金金利(預入金額300万円未満)は平均で年0.256%だったようです。100万円を預けた場合、1年間で得られる利息は税引前でそれぞれ1,000円と2,560円でした。
いまから約30年前の1990年の年末時点の金利が、年2.08%(普通)と年6.08%(定期)でしたから、2000年までの10年間で金利水準はかなり低下していたことがわかります。

 

ところが、国内金利の低下は止まりませんでした。
2021年1月現在の3大メガバンクの普通預金金利は年0.001%、1年満期の定期預金金利(預入金額300万円未満)は年0.002%となっています。
100万円を預けた場合、1年間で得られる利息は税引前でそれぞれ10円と20円です。

 

コンビニATMなどで引き出すと、20年分や30年分の利息に相当する金額(220円や330円の手数料)が一瞬で消えている計算になります。
一部のネット銀行などでは、現在でも年0.1%や0.2%程度の利息がつく定期預金を取り扱っているところもありますので、3大メガバンクの100倍程度の利回りを得ることは可能です。預金の利回りを少しでも高めたい方は利用を検討してもよいでしょう。

 

しかし、今回、私が紹介したいのは、3大メガバンク(正確には3大金融グループ)の“あるもの”を利用して、預金金利の5,000倍以上の利回りを得る方法です。

 

その“あるもの”とは何か。
それは、株式です。

 

3大金融グループの株式の配当利回りは、現在、いずれも5%を超えています。3大メガバンクの預金にお金を置いておくくらいなら、3大金融グループの株式を買ったほうが、5,000倍以上の利回りが得られるのです。
もちろん、預金と株式では、商品性が全く異なります。株式には満期がありません。元本保証もありません。株価は常に変動しています。預金と株式を同じ土俵に乗せて利回りを比較すること自体、FP的な視点ではナンセンスです。ですので、あくまでも私の個人的な意見だと思ってください。

 

2021年1月6日現在、3大金融グループの株価と予想配当金、配当利回りは、以下のとおりです。

 

三菱UFJフィナンシャル・グループ 株価463.9円  予想配当金25円  配当利回り5.39%
みずほフィナンシャル・グループ 株価1353円  予想配当金75円  配当利回り5.54%
三井住友フィナンシャル・グループ 株価3295円  予想配当金190円  配当利回り5.77%

 

これらの株式は、取引単位が100株なので最低投資金額は、三菱UFJが約4.6万円、みずほが約13.5万円、三井住友が約33.0万円となります。それに対して、年間の配当金(税引前)がそれぞれ、2,500円、7,500円、19,000円もらえる予定になっています(あくまでも公表されている予想数値なので、業績によっては配当金額が増減します)。
1月6日時点で最も配当利回りが高い三井住友の場合、最低投資金額は約33万円と少し多めの金額が必要ですが、予定では1年間で19,000円の配当金(税引前)がもらえます。

 

現在、三井住友銀行の普通預金で19,000円の利息をもらおうと思ったら、なんと、19億円も預けなければなりません。それが株式であれば、たった33万円程度の投資で三井住友の株主になることができ、19億円の預金をしたのと同額の配当金が得られるのです。

 

当然ながら、株価は変動します。三井住友の過去10年間の株価推移を見ても、2,000円台から5,000円台で上下しています。今後の株価がどうなるかは、誰も正確にはわかりません。しかし、今後5年や10年の間に、三井住友をはじめ、3大金融グループが破綻する可能性は非常に低いのではないでしょうか。

 

もちろん、私が若いころに勤めていた山一證券は、1987年に株価3,000円台の上場来高値をつけましたが、その10年後の1997年に自主廃業を決め、株式は無価値になっています。そんな前例もありますので、「3大金融グループは未来永劫破綻しない」と断言することはできません。保証することもできません。ただ、当面、そうなる可能性は低いだろうということです。

 

しばらく使う予定のないお金、多少増減しても支障のないお金があるなら、配当利回り目的で株式を購入するというのも、ひとつの方法であることを知っておいてください。しばらく使う予定のないお金をただただ3大メガバンクに預けるくらいなら、その3大金融グループの株主になってしまうのもひとつだということです。

 

現在、年4%を超える配当利回りが得られる銘柄は、東証一部上場企業だけでも200社近くあります。売ったり買ったりで利益を得ようとする手法のみが株式投資ではありません。優良企業の株式を長期保有することで、配当金や株主優待を得ていくというのも立派な株式投資です。
最悪の場合は無価値になってしまうことがあることを忘れてはいけませんが、資産形成の一手法として検討してみる価値はあると思います。

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