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あらためて考えるコロナ禍での災害への備え


コロナ禍ではありますが、経済活動が本格的に稼働しはじめました。予想される第2波、第3波に備えながらも、新しい生活様式に慣れ、私たちは生活していかなければなりません。勤務先によっては、テレワークや出張自粛など、ご家庭においては、外食や旅行などの自粛により、不要不急の外出を避けたことで、このような生活に慣れてしまった感もあります。都会と地方では違いはあるでしょうが、コロナに対し備えなければならないという人の心に植え付けられた意識はどこにいても変わらないでしょう。ワクチンや特効薬ができない限り、人類はコロナと共存していかなければならないのは周知の通りです。

 

さて、日本はこれから梅雨を経て夏が訪れます。夏から秋にかけては、台風や豪雨による災害が心配されます。近年の台風や豪雨は規模も被害額も巨額となっています。更に通年で考えると大規模な地震も心配です。近年、日本では各地で地震が発生しています。被害がないレベルでの地震ではありますが、日々どこかで揺れているとなると気持ちがいいものではありません。また避難時にあたっては、コロナウイルス感染症は収束したわけではありませんから、災害発生時に今までとは違う注意点や心構えが必要です。

 

まず、日頃からお住いの地域のハザードマップで、危険と思われる箇所や避難場所を確認しておきましょう。自治体のホームページに掲載されています。台風や豪雨はある程度予測が可能で、ニュースやネットで確認できますが、災害が発生する場所は予測不可能であり、過去にも予測以外の場所での大きな災害が発生しているため、100%ではないことは肝に銘じておきましょう。また地震と違って台風や豪雨が予測した地域に到達するまで、ある程度の時間があるため、早めに避難できます。


次に、いざという時にどこに避難をするかを考えておきましょう。今後はコロナの影響で避難所の分散が考えられます。以前と避難所の場所が変わっている可能性もありますから、必ず確認をしておきましょう。また避難所への避難をする場合は、コロナ禍であることを忘れず、今までとは違う避難所での生活を覚悟して準備する必要があります。日頃から防災グッズを用意されている方も多いと思いますが、必然と持参する物も多くなります。そのため、密になりかねない避難所への向かうことを避ける方も出てくるでしょう。そこで、避難させてもらいたい親戚や友人と事前に話し合い、共有しておくことがとても重要です。是非これを機にお勧めします。


最後に台風や豪雨に対応する保険として火災保険がありますが、昨年保険料を値上げしたばかりなのに、2021年1月に値上げ予定です。また今回は地震保険の値上げと同時予定です。遅くても本年10月頃には値上げの詳細がわかると思いますので、その時には家計の負担を減らす見直し方法をお伝えします。

 

FPとして業務以外の相談や情報提供も多く、聞き手となり一緒に考える機会となり、身が引き締まる思いと同時に、自然災害とコロナの第2波、第3波が重ならないことを心から願うばかりです。

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