FPI-J 生活経済研究所長野

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コラムColumn

  • 2019.05.23
  • ライフプラン
  • 菱田 雅生

100歳まで生きる確率が急上昇中!?

最近よく見かけるようになった「人生100年時代」という言葉。確かに日本人の寿命は年々延びていますが、私個人はさすがに100歳までは生きないんじゃないかと思っています。おそらく、私と同じように思っている人のほうがまだまだ多いのではないでしょうか。
しかし、現在の日本では100歳を超えて生きている人が急激に増加していることは知っておいてもよいでしょう。

厚生労働省の調べによると、日本人(海外在留邦人、在日外国人(永住者)も含む)の100歳以上の人口は、老人福祉法が制定された昭和38年(1963年)時点では153人でしたが、昭和56年(1981年)には1,000人を超え、平成10年(1998年)には1万人を超えました。
さらに、平成24年(2012年)には5万人を突破し、平成30年(2018年)には69,785人(前年比+2,014人)にまで増加したのです。男女合計で約7万人です。このうち女性は61,454人(全体の約88%)となっています。細かな数字は以下のとおりです。

<100歳以上の人口>
昭和38年(1963年)   153人
昭和56年(1981年)  1,072人
平成10年(1998年) 10,158人
平成24年(2012年) 51,376人
平成30年(2018年) 69,785人

平成10年以降の増加ペースは、毎年2,000~4,000人なので、令和元年(2019年)中には確実に7万人を超えることでしょう。

ちなみに、平成30年(2018年)に100歳になった人は32,241人。著名人では、元首相である中曾根康弘さんも100歳になられました。この人たちが生まれたのは1918年(大正7年)。当時の出生数を調べてみると、約179万人でした。つまり、約2%の人が100歳まで生きた計算になります。
大正7年生まれということは、10万人以上が亡くなったとされる関東大震災(大正12年)や、犠牲者数が200万人とも300万人ともいわれる第二次世界大戦など、さまざまな天災や戦災をくぐりぬけてこられた人たちです。戦後の復興や高度成長を支えてくださった人たちであることを考えると、頭が下がりますね。

そんな大変な時代を生き抜いてきた人たちでも100歳まで生きるのが出生数の約2%だとすると、今後の医学の進歩などの後押しも考えれば、100歳まで生きる確率は飛躍的に高まるのではないでしょうか。
私が生まれた昭和44年(1969年)の出生数は、約189万人でした。平成31年・令和元年にちょうど50歳になるわけですが、その私たちが100歳になる50年後には、出生数の2%ではなく10%くらいに上がっていても不思議ではないような気がしてしまいます。出生数約189万人の10%が100歳を迎えるとすれば1年で20万人近く。にわかには信じられませんが、そのくらいのペースで増えているのは事実なのです。

<平均寿命の推移>
昭和38年(1963年) 男性67.21年 女性72.34年
昭和50年(1975年) 男性71.73年 女性76.89年
平成 元年(1989年) 男性75.91年 女性81.77年
平成15年(2003年) 男性78.36年 女性85.33年
平成29年(2017年) 男性81.09年 女性87.26年

約50年で平均寿命も13~15年延びています。人生100年が普通になる時代もやってくるのかもしれません。

とはいえ、現在は出生数自体が減少傾向にあります。平成28年(2016年)の出生数は、明治32年(1899年)の統計開始以来初の100万人割れとなる976,978人だったようです(平成29年(2017年)はさらに減少し946,065人でした)。少子社会、高齢社会、そして、人口減少が止まらない現状がわかります。
国立社会保障・人口問題研究所の平成29年推計によると、出生数、死亡数とも中位の予測で推計した総人口は、2029年頃には1億2,000万人を割り込み、2053年頃には1億人を割り込み、2065年頃には8,800万人くらいになっているようです。
だからといって、「将来はどうなってしまうんだろう」などと不安に思う必要はありません。将来のことは「神のみぞ知る」です。さまざまな可能性に備えつつも、明るく楽観的に生きていくことが重要だと思われます。

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