FPI-J 生活経済研究所長野

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コラムColumn

  • 2019.03.19
  • ライフプラン
  • 谷崎 由美

息子のお金教育~選択させること~

今年大学院を卒業する息子と大学受験時に話し合ったこと。
県外の大学に行きたいという息子に対して

選択肢(1)地元以外の大学へ進学
・学費は親が用意する
・生活費は自分(奨学金)
・1人暮らしに必要な一時金は祖父母(私の両親)が負担

選択肢(2)地元の大学へ進学
・学費は親が用意する
・本人が奨学金を借りる必要はない
・祖父母の貯金も減らない

この二択から選択させ、息子の答えは(1)地元以外の大学へ進学でした。
「祖父母には申し訳ないけど、卒業後はニートにならずに就職します。」と言って家を出ていきました。
私は息子へのお祝いとして証券口座を開設し、2万円を入金しました。今後は息子自身が口座管理をし、アルバイト代から毎月2万円の入金をするように勧めたのです。
アルバイト代を5万円と見込んでいた息子からしてみれば、使えるお金が2万円少なくはなるのですが、高校生の頃の数千円のお小遣いから、いきなり3万円使えるようになるというのは大金に感じるはずです。その時にやりくりを身につけさせておかないと大学の時に使いたい放題になることが、私の仕事の経験上分かっていたので、そのようにしました。

1万円は日本株投資信託、もう1万円は外国株の投資信託をドル建てで買う。つまり毎月1万円をドルに交換する必要がありました。この2万円ずつの種がいくらになっていくのかを私自身も楽しみにしていました。
とはいえ、大学1年生の間は、毎月連絡しないと入金を忘れてしまう有様でした。そして1年後に決算したところ、投資元本24万円は23万6000円に。積立して増やすということが何となく理解できた息子に、私が毎月の入金確認をする必要はなくなりました。

円高になった時や株価が下落した時は、「来月分のお金が手元にあるなら今、来月分も買っておいたら?」と連絡しましたが、やはり交際費を使いたい息子は毎月の2万円のみ購入していました。そのうち円安になった時に買えるドルが少ないことに気づき、あの時に買っておくということの意味が理解できたようです。その後は会社四季報の見方も教えたので、余ったお金で自分の買える範囲の株式を購入していたようです。

そんな中、大学院へ行くか就職活動をするかを決める時期が来ました。理系でしたので、学部の半数以上は大学院へ進学しています。息子が恐る恐る「大学院に行くのはあり?」と私に聞いてきました。私は「理系だからそう言うかもと思って用意しておいたよ。ここに。」と息子の証券口座を指さしました。
息子は「えっ!これ??」
この話をした3年生の時点で投資元本72万円が102万円になっていましたので、これで大学院費用分が賄えます。私は

選択肢(1)大学院に行く
自分の投資資金を出さなければいけないが、大学院進学により生涯年収が上がる可能性がある。

選択肢(2)就職する
投資資金は減らず、お給料ももらえるようになり投資額を増やせる。

この二択から選択をさせました。
私が提案しなければ、今までの投資資金は恐らくただの交際費に消えていたお金なので、無くなっても構わないだろうと息子に言うと、息子の言い分は「きっかけはお母さん(私)だけど、育てたのは自分(息子)だ。」と。
「いずれにしても大学院へ行きたい時に選択できるように準備はしておいた。」と息子に伝え、本人に決めさせました。
息子の答えは(1)大学院に行く。自分に投資をしたほうが良いと思ったようです。

良かれと思って親が決めてあげるのも良いですが、選択肢を与え、最終的には子ども自身に決めさせることが、『人のせい』にしない秘訣だと思います。ちなみに、奨学金を利用する方法は、息子には有効でしたが娘には全く使えませんでした。その子に合ったやり方があります。

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