FPI-J 生活経済研究所長野

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コラムColumn

  • 2020.04.02
  • ライフプラン
  • 谷崎 由美

生涯で使いたいお金は、おひとり様2億円!

保険の活用や資産運用、節約等、お金について考える場面は数多くありますが、自分は一生にいくら使うのか?を考えてこれらを選択している人は少ないのではないでしょうか。

「いつ死ぬかわからないから計算なんてできないよ!」と考える人もいるでしょう。しかし、いつどうなるかわからないからこそ、もしもの時の保険に入り、もしものための資産運用をするわけです。また、そもそもお金は使うためにあります。

現代は「人生100年時代」といわれる長寿社会です。自分が100歳までに一体いくら使うのかを考えてみましょう。

世帯構成(独身・ファミリー・お子さまの有無)により使うお金の総額は変わるので、今回は30歳独身の方を例に考えてみます。100歳まで生きるとしたらあと70年あります。

 

  • 基本生活費

年間80万円×70年=5,600万円

(食費40万円+光熱費20万円+日用雑貨15万円+医療費5万円=80万円)

  • 住まい(家賃月額5万円の賃貸住宅)

年間60万円×70年=4,200万円

  • 耐久消費財

(1)自動車(250万円の車を7年毎に買い替え75歳まで所有。買い替えはあと6回とする)

1台250万円×6台=1,500万円

(2)車維持費用

 年間40万円×45年=1,800万円

(燃料20万円+自動車税5万円+自動車保険5万円+車検費用等10万円=40万円)

(3)家電(10年間で家電を総入れ替えする費用として50万円)

50万円×6=300万円

  • レジャー費

(1)自分費用 60万円×70年=4,200万円

(2)交際費   30万円×70年=2,100万円

(3)自己投資 10万円×70年=700万円

(4)旅行費用 20万円×70年=1,400万円

  • 生命保険料

年間20万円×70年=1,400万円

 

上記の合計は2億3,200万円です。これはおひとり様の金額ですので、結婚されていたりお子様がいらっしゃったりする場合は、住宅費(土地の購入や建物の建築にかかる費用)、車の台数、教育費、基本生活費が追加されます。あくまでも目安額の計算ですので、開始年齢(30歳より上か下か)でも変わりますし、家賃が必要ないという方や、車を保有していないという方もいらっしゃるはずですので、ご自分の状況に合わせて調整してください。

 

ざっくりと、「わー、自分はもっと使っているなぁ」という方は、2億3,200万円以上、「そんなに使っていないな」という方は、2億3,200万円以下、とイメージしてください。

そして、この2億3,200万円を70年で割ると、約331万円になります。元気で一生この収入を得るつもりならば、毎年手取りで331万円稼げばよい計算です。年金も貯蓄も保険も不要です。

いかがですか。できそうでしょうか?

もしくは、今年宝くじが2億円当たったら、会社を辞めても自分サイズの生活はできそうです。そして余分に働けば、それが全額自分に使えます。

「100歳まで生きないし~」と思われる方は、「100歳まで準備しておけばいつ亡くなっても自分のお金の問題は発生しないので安心」と考えれば良いでしょう。80歳まで生きるつもりで準備しても、今後50年の間に技術革新が進み100歳で元気で遊べるようになっているかもしれません。未来はわからないのです。

 

現時点の計算結果から、何にいくら使うつもりなのかを理解しておけば、住まいの考え方、教育の考え方、何をどのように考え、準備していく必要があるかを踏まえて、様々な「もしも」に備えていけば、手段を選ぶのはさほど難しくないことにも気づきます。

 

生涯の収入を考えると、

・手取り所得400万円で、65歳まで働けば    ・・・ 400万円×35年=1億4,000万円

・年金が65歳から年間150万円支給されれば ・・・ 150万円×35年=5,250万円

さらに退職金が2,000万円入ってくるとしたら、生涯の収入は合計2億1,250万円です。

 

差額1,950万円(2億3,200万円-2億1,250万円)

偶然ですが、老後2,000万円問題の数字に近くなりました。

基本生活費・車・住まい・保険料。

生活費の見直しを考える場合は、ぜひ年単位ではなく、生涯の収支から考えてみてください。

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