FPI-J 生活経済研究所長野

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コラムColumn

  • 2021.01.07
  • ライフプラン
  • 谷崎 由美

実行のための計画

私は年に数回、日帰りまたは旅行がてら登山をします。

 

まずは行く前の準備として、いくつもある山から目的の山を決め、日程と、自分や一緒に行く人の経験・体力・技術、登山に使える時間に合わせて、複数のルートの中から行程を決めて季節や自分に合わせて服装や道具を選んでいく。そして、その日を目標に体調を整える。

 

当日は、自分の体調と相談しながら、目安となるコースタイムを物差しとしながら、余裕を持った時間配分を考えます。あらかじめ楽しみたい場所やことの優先順位を持っていると、時間のかけどころと、時間をかけなくてもいいところとのすみわけができ、限られた時間でより楽しめます。
山頂までの地図を見ながら、所々で今の自分の立ち位置を現場の目印(山頂まであと●●㎞・●●分など)で確認し、予定とズレがあっても焦らず、あとはその時々に対応していくしかありません。
ちょっと迷っても地図があって、自分の現状がわかるような目印があれば、意味のない不安を持つ必要はないですよね。

 

宿泊を伴う登山だと持ち物が変わりますし、行程も変わります。
初めての場所では、より慎重に念入りになるかもしれません。しかし、知らないだけに緊張感もあり、かえって何事もなかったりします。慣れた場所の方が、気を抜いて思わぬ事態が起こることもあります。

 

このコロナ禍では難しいですが、海外に行く場合は更に準備が変わります。
それでもとにかく行く場所を決めると、必要な準備が見えてきます。
・出発前日は早く寝る
・気温によって着るものを調整できるようにする
・水飲み場の確認
・行く場所によっては生水を飲まない
・非常時のために薬などの持参
・万が一に備えて、旅行保険や登山の傷害保険に加入する

 

このような行動をするのは何のためでしょうか…。
同行する皆と楽しく時を過ごし、無事に帰ってきたいからです。

 

会社経営も株式投資も、登山と同じく、事業計画に基づいて決算書で事実や現状・経過を確認します。
生活の中でも、生活の事業計画書であるライフプラン(言っていること)と決算書(やっていること)はセットです。決算書の中で重要視するのは、家計簿!(収支の把握)と思われる方が多いかもしれませんが、重要度としては最後です。
まずは、生活の貯金箱である貸借対照表(バランスシート)で資産を確認(今自分がどこに立っているのか確認)。その次が、生活の事業計画書(ライフプラン)で計画通りにできているか確認(どこに行きたいのか確認)。最後が家計簿(損益計算書)で収支を確認(どこからやってきたのか)です。

 

ライフプランを作成するだけでは何も始まりません。ライフプランはあくまでも計画。
旅行で言うなら、より安全に動くための旅行の行程表です。その行程表を「モノサシ」にして、実際に動いて登山や旅行に行くことで初めて行程表は意味のあるものになります。
そして動くことで、行程表を作った時には考えられない経験が得られたり、できないと思ったことができたり、怖いと思っていたことが勘違いだったと気づいたり、逆に怖くないと思っていたことが知らないだけで怖いことだと分かったり、そんな学習ができます。

 

登山でも旅行でも、予定外のハプニングはあります。でも、その予定外を楽しめるようになりたいですね。
余談ですが、旅行と旅って、同じようで違う。トラベル、ジャーニー、トリップ、ツアー、これも同じようで違う。違いは計画があるかないか。
生活のお金のことでも、計画があるものとないものがあるかもしれませんね。

 

ライフプランで方向性と使う道具を決め、決算書で確認する習慣が身につくと
●投資は危ないものだと思っていました(お金がある人が利用するもの)
●ローンは怖いものだと思っていました(お金がない人が利用するもの)
●家計簿は奥さんがつけるものだと思っていました
と言われる方が、事業と同じく投資もローンも決算書でバランスよく考えられるようになり、自分たちの生活に必要な金融機能を積極的に取り入れ、意外と家計簿作りは男性が得意な人が多いということが発見できたりします。
実行のための計画を作り、確認することで、新しい発見ができ、変化が楽しめる人が増えると社会は変わりそうです。

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