コラムColumn
弊所講師陣や全国の著名FPによる連載コラムを
無料で公開しています。
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- 2023.04.13
- ライフプラン
認知症対策と任意後見制度:身近な例から学ぶ
1年ほど前のこと、母から突然「任意後見契約をしたいので、受任者になってほしい」と言われました。その理由を聞くと、母が旧友と再会した際に、思いのほか旧友の認知症が進んでいてショックを受けたこと、同年代の本人もその当事者になる可能性が高いと感じたからとのことでした。 母が「任...
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- 2023.04.06
- ライフプラン
何度でも言おう、「老後2,000万円」を鵜呑みにするな
2019年6月3日に公表された金融庁所管の金融審議会/市場ワーキング・グループ報告書『高齢社会における資産形成・管理』において、「(前略)収入と支出の差である不足額約5万円が毎月発生する場合には、20年で約1,300万円、30年で約2,000万円の取崩しが必要になる」と記載され...
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- 2023.03.30
- ライフプラン
日本の高齢者は毎日9,900万円を失っている
タイトルが何を意味するか、おわかりでしょうか?これは、2022年の特殊詐欺被害総額361.4億円を、365日で割った数値で、警視庁の広報資料「令和4年における特殊詐欺の認知・検挙状況等について(暫定値版)」に掲載されています。つまり、1日当たり約9,901万円相当の被害が発生し...
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- 2023.03.23
- 投資
2023年で廃止になるジュニアNISA。2024年からどうなる?
2024年からスタートする新しいNISAが注目を浴びています。制度が恒久化され、非課税期間も無期限化。年間投資枠も大幅にアップ(つみたて投資枠120万円+成長投資枠240万円=360万円)するためです。ただし、利用できるのは日本に住む、18歳以上の人。未成年者は利用できません。...
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- 2023.03.16
- 貯蓄
米国銀行破綻!日本の銀行が破綻した場合はどうなる?
3月10日、アメリカのシリコンバレー・バンクが事実上の経営破綻状態になったとの報道がありました。2022年12月時点の総資産は2,090億ドルで、全米16位。リーマン・ショック時の2008年9月に総資産3,070億ドルで破綻したワシントン・ミューチュアル以来の大型破綻です。 ...
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- 2023.03.09
- 生命保険
保険金受取人が先に亡くなっていたらどうなる?
生命保険の契約をするときには、保険金受取人を指定します。このことから「保険には名前をつけられる」とも言われています。保険会社は、指定された保険金受取人に保険金を支払います。もっと言えば、保険金受取人にしか請求する権利はありません。他の金融商品と違って遺産分割協議をしないといけな...
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- 2023.03.02
- ライフプラン
高齢者虐待の見過ごせない現実
介護保険制度が開始した2000年以降、要介護・要支援認定者は増え続けています。高齢者人口の増加が一因とも考えられますが、第1号被保険者全体に占める要介護・要支援認定者の割合も増加していることから、日本人の長寿化とも関係があるといえます。 ●現在の介護形態在宅による介護サー...
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- 2023.02.23
- 投資
ターゲット・イヤー・ファンドは買ったほうがよいか
最近、確定拠出年金の運用に関する講演依頼が続いています。講演資料作成のため、各運営管理機関のファンドラインナップを調査すると、必ずといってよいほど「ターゲット・イヤー・ファンド」が採用されています。 ■ターゲット・イヤー・ファンドってなに? 国内外の株式市場や債券市...
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- 2023.02.16
- 損害保険
退職後の火災保険は受難が多い
退職を機にやめられる(あるいは減額できる)保障もあれば、そうでない保障もあります。自宅の火災保障(共済や保険)や自動車の保障はやめられない保障の代表格で、どちらも相当に潤沢な資産がある人を除けば退職後も必携です。しかし、損害保険各社の火災保険に関しては、退職後の契約締結に際し、...
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- 2023.02.09
- ライフプラン
だれも知らない「保険」と「共済」の違い
今から30年ほど前、私が初めて共済に加入したのは大学生の頃でした。手元に届いた自動車保険の更新案内に年払い125,000円程度の保険料が記載されていましたが、その矢先に視界に入ってきたのが全労済(現・こくみん共済 coop )のマイカー共済の新聞広告でした。 小型四輪車の...